100円ショップのツボ押しを作るといくら

100円ショップのツボ押し棒。1本自分用に作ろうとするといくらぐらいになるのか。

金属製か樹脂製で作業と労力と値段が変ってきます。わたしなら木材をつかう。加工性が高く、弓型に曲げるのは無理だけれど弓型に切り抜くのはカンタン。

一枚板でツボ押し棒の弓を作ると割れる心配がでてきます。

金属でつくると割れの問題はなくなりますが、曲げた後に反発して元に戻ろうとするチカラを押さえる加工が必要です。たとえば丸い金属棒を使うなら曲げたあとに面取りして堅くします。焼きを入れるほどではないし、熱加工まですると熱の消費量だけで100円を超えてしまう。

叩いて面取りしても叩く労力で100円を超えますし、最初にもどって合板を切ったとしても、外側はともかく内側の切り抜きが厄介。角材を組みあわせてくの字を三度つくっても、なかなかに面倒です。

昨年試してみた曲木を使う方法もあります。薄い板に水分と熱を加えて曲げるか、数ミリの板を積層にして重ねると目的の形が手に入るのですがどちらにしても材料費で100円ごえ。100円分の材料で作った場合は金属であろうと樹脂であろうと欲しい形に到達できませんから、すなおに100円ショップ製を利用するとよいでしょう。

可能性として残るのは、生木。森に出かけてほどよい落ちた枝を拾ってきて、たとえばくの字に曲がった枝に一箇所L字に棒を縛り付ければ、なんとか使える形にはなります。水分が多い性質を使って熱で曲げてもよいでしょう。

孫の手ぐらいなら作れそうですけど、結構ツボ押しの形は作るとなると厄介です。