中秋の名月に中華ステーションを見る

夜のはじめに中国の宇宙ステーションが見えるというので試しにみてみました。

ネットの出現予報は見え始めの時間なので、少し待ちます。すると、マイナス2等級の動く星が南東から仰角30度ほどで現れました。

雲は出ていますが十分に見えます。低倍率の双眼鏡を物干し台に押し付けて観測。双眼鏡の視野の中で、手ブレでぐるぐる回る光の点を追いかけると、単純な点ではなく形があることがわかります。国際宇宙ステーションはスマホで適当に撮ると、何度かに一度稀に点ではなく三角のような形が映りますので、試しに撮ってみようとポケットのスマホを探るとない。

手持ちの一眼に取り付けられる望遠鏡を探すと、中国製の中古200ミリニュートン反射が4万円くらい。架台がドブソニアン。土星の輪っかは余裕だけれど、ぜったい邪魔になる。

カセグレン式の120ミリ反射望遠鏡はもうすこし安くて三万円ほど。ケースに入っているので邪魔ではないけれど、いや、確実にじゃまになるであろう。

ZWO ASI224MC
いまの天体専用カメラは小型。一眼レフにくっつけるより簡単かもしれないけれど、ノートパソコンに繋いで使うから気まぐれに撮るにはデジタル一眼より面倒くさいだろう。

カメラ用のミラー式レンズが妥当かもしれません。もともとカメラ用ですからそのまま付きますし、邪魔かどうかで言えばいちばん小さくて実用的で、邪魔にならなさそう。Tアダプタとかういう規格を使うらしく、カメラの接続にアダプタが必要になるかもしれない。カメラ用ミラー式レンズはお安くて二万円以下。

屈折式はアポクロマートレンズの限界が80ミリ。これより大きくすると色収差が目立つため、フローライトや高い素材が必要になります。

反射望遠鏡もミラーレンズも、口径が10センチを超えても色収差が出にくいのですが、ニュートン反射に一眼レフを付けてて飛んでる人工衛星を追う自信はありません。

面白半分に買うには決意が必要です。

ミラーレンズ | ケンコー・トキナー

第八話|超望遠レンズについて語る ~前編・色収差と反射式レンズの時代~ | 大曽根、語る。 | SEIN | SIGMA

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1000ミリは無理。