記憶の澱

AKB48は何人いるのかしらない。キッチュのラジオを聴いてたら「峯岸みなみ」が「もしもドラッカーが女子高生だったら」に出てくるみなみのモデルなんだそうだ。原作者の岩崎夏海言ってたのだから間違いない。

それにしても、まだAKBを把握していない。48人もいたら覚えられない。若い子は峻別できない。きっと出自が均質すぎるのだ。普通に学校に通ってアイドルに憧れた結果、夢のアイドルへ。申し訳ないが個性が見えない。角がとれて丸くなった河原の石みたいにみんな同じに見える。どうにも人間臭くないのだ。

その様は、まるで髪型と紙の色だけ変えたパソコンゲームに出てくる美少女のよう。微弱な差異を文化をたのしむ素養があるなら楽しいかもしれない。おそらくそのあたりの文化が判らないとどうにもならない。それゆえチームリーダーは広井王子に相談したと思えば合点がゆく。

個性を見つけられない私が悪いのか。それとも、分かりにくい没個性のメンバーが悪いのか、それは判らない。

ただ、ひとつだけ心配しているのは「AKB48」というフィルターが強すぎること。「AKB48」という枠に入ることはとても怖いことだとおもう。色がつくのは時として悪い方にも働くのではないか。まあ、AKB48大島優子は子役時代があるので、保つかもしれないが、彼女以外のメンバーはAKB48ブームが終わったらどうするのだろう。

おニャン子クラブ – Wikipedia
ブームは二年だったらしい。

いちど終焉をみているから心配になってしまう。

おニャン子クラブ会員名簿
先輩をみるかぎり、心配することもないか。

おにゃんこクラブがでてた「夕やけニャンニャン」」を見た記憶が無い。たぶん裏でやってた「西部警察」とか「西部警察パート2」とか「西部警察パート3」を見てたんだとおもう。

子供のころから私は渋ごのみで、4時台に「大岡越前」とか「江戸を斬る」とか「水戸黄門」のフィルムでとった時代劇をみていた。その流れで素人女子大生が司会の番組は見ないね。片岡千恵蔵を見た後におにゃんこはない。

おにゃんこクラブを見ていない理由のもうひとつは、日テレのアニメ。「夕ニャン」はたしか午後5時から始まる番組だったはず。

蒼き流星SPTレイズナー
そして真裏のアニメ。だってさあ、平野文と戸田恵子の掛け合いとかみたいじゃん。井上和彦と塩沢兼人だもの。

AKB48にも明るい未来がありますように。私がチームメンバーを覚えるまえにグループが解散しませんように。顔はなんとか10人くらいまでみて判るのだけれど、まだ名前と顔がつながらない。丸顔の瀬の高い子って誰だっけ。