撮影と気疲れ

自分で撮影した動画を観てウンザリしている。フレームのなかで動きがあるなら、中の人に芝居してもらえばよく、例の移動撮影は要らない。めでたい席の撮影をしてきました。そんなとき遊撃隊はいらないみたい。動かないこと銃殺隊のごとく。余計な感情を抜きにしてど真ん中を狙うべき。どうしても撮影者にテレがあるとビデオにテレが写ってしまう。これではダメだ。

自分で撮った動画を見返したら、どれもこれも肝心な場面でカメラを動かしていました。うーん、すごく観ずらい。映しているものに価値があるなら固定で撮るべし。向こうがジッとしてるなら移動しても構わない。しかし、あんまりそういう場面はない。自惚れていたわけでもないが、自分がこんなに撮影が下手だとは思わなかった。

一方、プロのムービーカメラマンは動かない。肩のせで、ひと場面を固定で撮る。枠の中に収めている。場面が冗長になったら尺を詰めてゆくのだろう。私も同じように編集でカットをつないだけれど、いちばんよい場面でカメラが動いているから落ち着かない。みずらいシーンを切ると何も残らなくなる。

相変わらずいろいろ失敗してしまいました。機材はまとまってきたのだけれど、撮影に関してはもういちどあらためてお勉強せねば。っても、アニメのオープニングとか映画のトレーラーをみるくらいしかできませんけど。

結婚披露宴のように場面が固定される場合。移動撮影は要らないみたい。最初から移動撮影を使う場面をあてこんで、それだけ撮るのが正しいのではなかろうか。常時移動カメラを持ってうろうろするのは、実は現実的ではないのかもしれない。もちろん、ステディカムやグライドカムはそのまま固定三脚の代わりになるしリグの代わりになる。三脚を持ち歩くより使い様はあるだろう。しかし、移動撮影機材を投入してみると、それほどのメリットは見出せない。式場ってものは案外せまいし、走り回る距離もない。普段学校のグランドぐらいの場所で自由撮影をしている身からすると、なんともはや。狭い部屋で薙刀を振り回すがごとく。

むしろ明るいレンズの一眼レフと軽い三脚を駆使し、きっちり場面を抑えた方がよさそう。しかもそれはきっとプロのスチールカメラマンがする仕事なので、動画はますますやることがない。

まあ、それがわかっただけよかったとしよう。

結果として、普段自分が嫌悪している芝居のできない役者のまわりを無駄にぐるぐるまわるカメラになってしまいました。もっとこう、シャープなやり方があったはずだなあ。

最後に救いがないので自分で自分のことを褒めておこう。味方のライトを浴びないポジション取り、敵のスチールのレンズに入らない場所への移動などは結構うまい。その結果、三台あるプロカメラマンの対物レンズから逃れることばかり気を使うことになってほとほと疲れました。他人のレンズや演出意図がわかるので避けるのが大変。気の置けない近親者の会でこれですから、会場がちょっとでも大きくなったり知らない会社の人がまざるようなことになれば、移動撮影なんか早晩諦めますね。そんなときは5分くらい回せばいいや。

あとねぇ、機材が銀色なのはよくない。暗い場所だと光っちゃうね。どうしても使うなら、黒く塗ろう。たぶん次にめでたい席によばれるのは相当先なので、実は黒く塗る予定は無かったりする。

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ベーカムの時代だ。