試作と実体化

工作続行中です。

Maker Faire Tokyo 2012

この一年、イラストを描いて相当な数の案を出してきました。折り畳み機能は考えられるありとあらゆる工作方法を描いてます。たまに試作しますと、ドリル穴の数が多いとか素材が堅いとか鉄は重いとかいろんな理由で廃案になります。

その中で残るのはほんの一握りです。残ったわずかな案を実際に作ってみると、思うより面倒で途中で頓挫します。今回はいけるとおもって削り始めた木がダメでした。結局部品が増えればおもくなります。軽くするには部品を徹底して削らないといけません。

部品を削るとは、ヤスリで削ることではありません。最低限機能しつつ、かつ便利に使えて単純な仕組みであること。これが重要です。

真面目な人が真面目につくると、山盛りの機能といつ使うのかわからない便利機能が付いて重くなります。洗濯機とか持ち歩かないものならべつになにを載せてもかまいやしませんが、こっちは片手で持ち歩こうとしてるので限りなく軽量にせねばなりません。軽過ぎて使いにくくなってもそこは使う人が頑張れ。

それでまあ、いよいよMFT2012まで半月を切りまして、いよいよ切羽詰まってきました。そこで、手持ちの材料を実際に組み立てて完成版の試作を作ってて、さっきできました。いや、ほんと不真面目な方法ですね。これはなんというか、いい大人ならやらない方法です。まじめに工作をしたくない人が適当に作った結果みたいな、ほんとてきとーなモデルが出来上がりそうです。技能五輪にでるような腕自慢は絶対つくらない形になりそう。

だって、最終的な工作方法が「針金で縛る」ですから。