DELLモニターを縦置きにする方法(ドリル編)

ネジ位置を変えて横向きにします。
ネジ位置を変えて縦向きにします。

DELLのモニター足に種類があります。高級モデルは回転する足がつきます。うちのは下位モデルで上下も回転もできません。加工して無理やり縦に向けましょうというのが今日のお題。

高級モデルは最初から回転対応なのです。
パソコン納得購入ガイド 「9.2407WFP-HC開封レビュー (その2)」2407WFP-HC使用レビュー

ドリルをつかって穴を開けてパソコン取り付け金具に穴を開けます
ドリルをつかって穴を開けてパソコン取り付け金具に穴を開けます

正方形の取り付け金具は皿ネジ4本で足と接続しています。皿ネジの位置を90度替えればオリジナルのモニター足を流用して使えるはずです。

オリジナルが1です。

パソコンモニターの位置を低くする方法 – 工作室
2の位置を追加したときのメモ。

今回は「3」の位置に穴を開けました。3の周りにあるよっつの穴のうち、ひとつはオリジナル(1)の穴を使いました。

1ミリくらいの誤差はなんとでもなるので、およそにケガいてM4のドリルで穴をあけます。鉄板は案外固い。ポンチが必要。安物の充電式ドリルあかないかも。充電式ならマキタ日立リョービBOSCHあたりのパワーがあるもの。コンセントから給電できるドリルをお勧めします。うちは旋盤であけました。鉄板が厚くて切削オイルを使っての加工です。

M4の貫通穴が開いたら、モニターにふれる面に皿ネジのアタマが収まるすり鉢状の穴を掘ります。M6.5~のドリルで浅く削れば完成。皿ネジのアタマは1ミリ以上出さないこと。ネジが飛び出ると鉄板をロックするメカに干渉します。

足を取り付けて完成。本来付いているカバーは使えなくなります。
足を取り付けて完成。本来付いているカバーは使えなくなります。

横に付けた脚を本体に戻して完成です。今回は置き場所の都合左に回しました。電源ボタンが右上に来ます。ドリルなので当然逆でもできます。

パソコン本体はグラフィックボードを積んであるので、左右どちらの回転にも対応できました。もし加工する場合は最初にデスクトップで右クリックして、自分のパソコンの「解像度の確認」から回転するか、縦表示ができるか試して下さい。

エルゴトロン LX Desk Mount LCD Arm 45-241-026
エルゴトロン。モニターを空中の任意の位置に固定するための工夫が詰まっています。フリーストップと言ってバネなどを組み合わせてバランスを取る仕組です。上下、回転に自由に対応。より楽な姿勢を目指すなら高いけどこのくらいのモデルが欲しい。

グリーンハウス 液晶ディスプレイアーム 4軸 クランプ式 GH-AMC03
金具の組み方を見る限り、機能に期待はできませんが安価なモニターアームです。

今回の改造は、モニターアームを使うことなくたとえば2画面縦に並べたり、縦横組み合わせるときに便利な仕組です。ただ、家にドリルが無い場合はドリルを買うよりもモニターアームのほうが安くつきます。

ホームセンターの加工室に頼む場合は、現物を持っていくのが得策かと。今回つかったのはE207WFPという20インチワイドモデル。これより大きい場合はおそらく脚の高さが間に合わないので、最初から伸縮機能が付いた脚をオークションで手に入れるかモニターアームをお勧めします。