虫ゴム交換

壊れたと修理を頼まれた自転車が一台、持ち主の元に返っていきました。
預かってしばらく経つので、取りに来る前日に1度空気を入れ直してみました。
すると前輪がいまひとつ空気の入りがよくありません。

英式バルブと呼ぶ、一般的な自転車のバルブにはなかに虫ゴムが入っています。
銀色のノズルの部品の下に、直径5ミリほどの中空ゴムチューブがはめ込んであります。
このゴムが、ノズルのちいさな穴をふさぐ弁の役割を果たしています。

預かって交換したのはワイヤーとグリップで、バルブは触っていませんでした。
バルブのネジをゆるめると、中から劣化して溶けた虫ゴムがでてきました。
金物に癒着したゴムを取り除いて、予備の虫ゴムに差し込んでメンテナンスを終えました。

シフトワイヤーの末端がほつれていたのでキャップをし直します。
ワイヤーの向きが引っかかる進行方向に向いていたので向きを直して完成です。
前回の注油がまだ残っていて、シフトもブレーキの引きしろも問題なかったので持ち主に引き渡しました。

暖かくなり、ガソリンが急に高どまりしてしまったので私もできるだけ自転車に乗ろうと思います。

自転車メンテナンス・ブック
出た当時に買いました。ランドナーなんて古い自転車を引っ張り出して無理矢理乗っていました。

Bicycle レストアフリーク (エイムック 2506)
私の場合乗るよりいじっていたいだけかもしれません。