ボールトランスファー

工場でものを転がすとき方向が決まっていればローラーが使えます。途中で方向をかえるとき、ローラーではできませんからボールトランスファーが必要となります。ようはタマのコロです。ちょうどピッタリの特注ボールをいただきましたので、ボールトランスファーのひとつであるフリーベア(商品名)を解体しました。中のボールを柄付きと交換します。ボールのほうが軽く回るので機材側が不安定なままフリーベアをジンバルとして使うと安定させるのはかなり難しくなります。

株式会社フリーベアコーポレーション FREEBEAR

軽いカメラでジンバルだけ入れ替えた比較映像がこちら。カメラを変えたら現象が変わるかも。操作でカバーできる差なので、これだけで優劣はつきません。

追記 ユニバーサルジョイントでも、工具用は固いので使いませんでした。分解して再調整が必要ですし、使い道が違いすぎます。100円ショップで見かけるドライパー用の自在継ぎ手もありますが隙間と精度に不安を感じて使いませんでした。もしつかうなら、ピンを抜いて中のコマとジョイントのあたる面をすり合わねばなりません。ユニバーサルジョイントは本来は伝導機の部品です。自動機器の動力を伝えるための品物です。家に船舶用の真鍮性のものがありましたがこれは精度の点で使えず。

ボールトランスファ、フリーベアのリンク

軽く回るのと、部品がひとつで済むのでメンテナンスが楽です。球の回転面に棒を挿してるため、振り角に制約があります。ベアリングとジョイントの組み合わせより手の動きを拾うきらいがあります。ボールトランスファーには上向き用と下向き用があります。ボールの下で球を受ける「上向き用」を使いました。本体がプレス製のさらに安価なものもあります。




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