DIY universal joint
6ミリ軸は半ネジを加工したもの。ベアリングは606ZZ。半ネジは切断後一部ヤスリを入れてイモネジ用台座とします。水道管とベアリングの間の隙間には空き缶のアルミ薄板を挟みガタをとります。古い資料ですが、作り方と材料はこのままです。
ユニバーサルジョイントは大阪の三好ユニバーサルジョイントをネット通販で取り寄せました。当時通販で手に入るのは三好のものだけでした。三好ですと他にホビー用のRタイプと言うモデルがあります。ほかにレインボープロダクツの取り付けネジつきが秋葉原で買えます。私は注油いらずということで焼き入りを最初に買い、あとで取り付けの簡単なホビータイプを使うようになりました。HJで始まる焼き入れ済みのモデルは手で扱うカメラスタビライザーに使うにはオーバースペックです。
オーバースペックといいつつ私は横着者なので油いらずのHJ6A-A-Aを使っていました。取り付けが面倒ですし気を抜くと錆びるのですが、焼き入りなので安心感があります。HJの上には精密用のユニバーサルジョイントもありまして、そちらは取り付け穴がないので私は使っていません。
HJ6A-A-Aを取り付けるとき、M6の半ネジの頭を落としたものを軸にしました。軸に貫通穴を開けてステンレスの割ピンを通すか、2ミリほどのピンを差し込んで固定しています。ひとつ取り付けるのに2ヶ所のピン穴が必要で、これを家のドリルで開けるのはなかなかに大変でした。特に差がないことがわかって以降はホビー用のR-6を使っています。軸にイモネジが引っかかる切欠を付けるだけなので脱着が楽です。
「自在継手」ともいいます。精度の問題や、強度の都合、ウチでは三好の6ミリ軸用を使うことにしています。5ミリ用でもよかったのですが、受けのベアリングとグリップの都合で6ミリにしました。私の作る装置はカメラ込で1.2kg以下です。今思うと、8ミリでつくって太めのベアリングでゆったりまわしても良かったかもしれません。また、もっと軽いカメラなら5で作って、605zベアを16ミリパイプにおさめるとすっきりしそうです。ホビータイプは軸に取り付けるイモネジがついて扱いが楽です。軸側に軽くドリルで浅い穴を作るか、ヤスリで溝を彫ってきます。
6ミリ軸のユニバーサルジョイントの販売 レインボープロダクツ M6の半ネジの頭を落として軸とします。取り付けはイモネジ。ユニバーサルジョイントに雌ネジが切ってありますから固定は簡単です。脱落を防ぐため、軸に3ミリから4ミリ幅の切り欠きを入れてイモネジが仮に緩んでも引っかかるように爪を作っておくと良いでしょう。盲貫のドリル穴可。
5ミリ軸のユニバーサルジョイントの販売 レインボープロダクツ5ミリ軸ならベアリングは605を使います。16㎜アルミパイプは肉厚が1ミリ内径が14ミリ。605ベアリングを合います。7ミリのアルミパイプをベアリングの軸カラーとして使います。7ミリはあまり一般的なアルミパイプのサイズではないので、通販か真鍮か適当なプラスチックなどを流用することになります。
三好キカイ(BJ)[HJ-6]ユニバーサルジョイント 耐摩タイプHJ型 6ミリ M6の半ネジから頭を落とした物を軸にします。セットピンを使うタイプなので、貫通穴が必要となります。貫通穴を開けるためのジグを作るか、旋盤上にクランプを設置して加工せねばなりません。