アルミパイプの曲げ方

アルミパイプは直径16㎜のものを主に使います。ベンダーもいろいろ使ってみましたが、冷間「砂曲げ」は試してみる価値があります。アルマイトはホームセンターで手に入るすこし銀色がかった堅めのアルミ素材で光沢があります。5000番など4桁の番号で分類されます。

動画では16ミリのアルミパイプを曲げます。アルマイトなのですこし曲げにくい。

こんな感じにです。中に砂を詰めて曲げます。このときは塩。

実際に曲げた作例はこちら

10ミリ前後の細いパイプを曲げる

(1)小型ベンダーで充分に曲げられます。写真でいうと一番左。
中空のパイプをセットすると,そのまま曲げることが出来ます。
表面に軽くオイルを塗布するとキズが付きにくくなります。
コツは一気に曲げずゆっくりとチカラを加えること。
時々しっぱいすることもあります。

(2)手曲げ

ゆったりとしたラウンドが特徴です。↑このあたりの写真。

パイプの下端を角材で作った木の栓で塞ぎます。
パイプの中に砂を詰めていきます。このとき、隙間がなくなるように適時振動を加えます。
木の栓ごと地面にとんとんと落としながら砂を注ぎ込み、最後に上端に木栓をします。
このときパイプの中で砂が動くようでしたらやり直しです。
振り回してもどちらの方向に落としても砂の音がでないことを確認します。

(3)本格的なチューブベンダー

上の写真でいうと一番右のモデル↑は5/8コンジットベンダーで曲げてます。
半径はベンダーの台座に依存するため曲がり方は一定です。

チューブベンダー、パイプベンダーを使うと半径が固定となりますが、きれいに曲がります。パイプサイズはひとつのベンダーで一種類しかありません。10-12-15ミリのような、三種類曲げられるベンダーと、業務用の大型レバータイプがあります。業務用の大型は銅管専用のものがあり、アルミは曲がるとして鉄は曲がりません。鉄を曲げるには鉄もしくはステンレス対応のベンダーが必要となります。

半径を変えるには砂を詰めてゆっくりと曲げることになります。アルミや番手の低いアルマイトはコツさえ掴めば曲げられます。鉄は難しく場合によってはバーナーで加熱が必要です。アルミは加熱すると極小半径がパイプ径の5倍ほどまで曲がりますが、強度は落ちます。

使用目的、素材にあわせて道具とやり方を変えます。



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